NOMOSGLASHUTTE LUDWIG35 / ノモスグラスヒュッテ　ラドウィッグ35

デザインの中では難しいと言われている組み合わせ、ローマン数字インデックスとホワイトダイアルを用いたタイムピース。インダイアルのレイルラインが上手にデザインを纏めています。
『LUDWIG』はラドウィッグともルードヴィッヒとも発音出来ます。『名高き戦士』と言う原義を持つこの名前は、学者や音楽家、貴族達に好んでつけられた名前で、最も崇高で知的な名前の一つとも言えます。

実機レビュー

NOMOS Glashütte/ノモス グラスヒュッテ　Ludwig 35　Ref.LD1A2W2 

ノモスのコレクションの中でも、最もクラシックなモデル「Ludwig（ラドウィッグ）」。

Ludwigというモデル名を見て「あれ？」と思ったあなたは、音楽通！そう、有名なルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのファーストネーム“Ludwig（ルートヴィヒ）”と同じ綴りなんです。

なぜ、日本では「ラドウィッグ」と呼ぶのか謎ですが、おそらく本国では「ルートヴィヒ」と呼ばれているはずです。（ヴェートーベンはドイツの音楽家ですしね）

格式高いと言われるローマンインデックス、レイルウェイを思わせる外周のメモリ、ブルースチール針にスモセコ…。知性と気品を感じさせるクラシックなデザインです。

ダイヤルは、白銀による細かいパウダー状の装飾が施され、亜鉛でメッキ施すガルバナイズド加工を採用。耐腐食性を高め日焼けや錆を防ぎます。

針のブルースチールは塗料ではなく、焼きを入れた本物のブルースチール針。量産が難しく、現状この価格帯で本物のブルースチールを採用するブランドは数えるほどしかありません。

ケースは35mmと小ぶりですが、ドレスウォッチはこれくらいが最良。ラグが長めなので、意外と存在感があります。

厚みは6.3㎜。ケースデザインに曲線を多用しているため、数字よりも薄く感じられます。

搭載するのは自社製のCal.α。グラスヒュッテストライプが美しい手巻きムーブメントです。

広告費などの時計に直接関係ない部分の費用を削ることで、良いものを手に届く価格で提供するドイツを代表するハイオロロジーなブランド。間違いなく、この価格帯では並ぶ時計はありません。

よく、いいペンは書く動作に品を感じさせることができる…と言いますが、このラドウィッグは、腕に着けることで落ち着きと気品を感じさせてくれるような気がします。

サイズ・スペック

ブレスレット/ストラップ