【映画オッペンハイマー】ノーラン監督がこだわった!劇中に登場するヴィンテージ「ハミルトン」の腕時計たち
圧倒的な映像美と緊密なタイムラインで観客を魅了し続けるクリストファー・ノーラン監督。 彼のマスターピースとなった映画『オッペンハイマー』では、原子爆弾の開発という壮大な歴史の裏で、登場人物たちの腕元を飾る「腕時計」が重要な役割を果たしている。
ノーラン監督といえば、過去作『インターステラー』や『TENET テネット』でも時計の演出に並々ならぬこだわりを見せてきましたが、今作で気づいたのを組んだアメリカの名門「ハミルトン(ハミルトン)」です。
劇中で描かれる1920年代から1960年代という激動の時代の背景に合わせ、ハミルトンがブランドのアーカイブや世界中のコレクターから厳選した、本物のヴィンテージピースの数々。その知られざる魅力とモデルをご紹介します!
主人公オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)が出演した3本のヴィンテージ
物語の中心人物である天才物理学者約J・ロバート・オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィー。彼は40年かけて人生の各ステージで使い分けたのは、主に以下の3ヴィンテージのハ・ミルトンでした。


左: レキシントン(レキシントン)
クラシックなラウンドケースが目を引く「レキシントン」。ケース幅とラグ幅のバランスが絶妙で当時のトレンドを反映しており、落ち着いた中にモダンさを感じさせるタイムピースです。
中央:エンディコット(Endicott)
1938年から1948年にかけてアメリカの男性たちに広く愛用された「エンディコット」。ゴールドの緩急と緩やかなフォルムが特徴で、プロジェクトを優先する指導者としてのオッペンハイマーの姿に見通しを与えています。
右:クッションB(クッションB)
1930年代初頭にかけて製造された、アールデコ調の美しいゴールドプレートケースが特徴のモデル。丸形の風防とクッション型のケースが絶妙に融合したデザインで、当時の知られた新人のエレガンスを体現しています。リザードレザーのストラップが、知的な科学者の雰囲気をより一層重視しています。
周辺人物を彩る個性豊かなタイムピース
オッペンハイマーを支え、対価とする重要な人物たちの腕元にも、キャラクターの性格や立場に合わせたハ・ミルトンのヴィンテージが選ばれています。
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レスリー・グローヴス将軍(マット・デイモン)
マンハッタン計画を率いた軍人である彼には、軍事のルーツを持つ時計や、ベゼルにローマ数字を配した当時としては大ぶりな金無垢ケースの「パイピングロック」、および1940年代の頑固な「ミリタリー・オードナンスウォッチ」が選ばれています。
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キティ・オッペンハイマー(エミリー・ブラント)
妻であるキティが体に合っているのは、1947年製の14Kゴールドで作られた小ぶりなレディース・カクテルウォッチ「レディ・ハミルトン A-2」。


左:パイピングロック
中央:ミリタリー・オードナンスウォッチ
右:レディハ ミルトンA-2
なぜクリストファー・ノーランはハミルトンを選んだのか?
ノーラン監督は、CGI(デジタル合成)をほとんど使わない見た目の追求で知られています。それは小道具選びにおいても例外ではありません。
現在のアメリカを代表する時計ブランドであり、歴史的な鉄道時計としての正確性やミリタリーウォッチとしての常識性を長く続けてきたハミルトンだからこそ、1900年を見据えた空気を完璧に再現することができました。
映画の中に刻まれる「秒針の音」は、核開発という人類の運命を決めるタイムリミットの緊張感を観客に直接伝える重要な演出装置でもあります。その緊張感を陰で支えていたのは、ハミルトンが時代を超えて受け継いできた「本物の意匠」でした。
まとめ
映画『オッペンハイマー』を鑑賞する際は、ぜひ登場人物たちの「腕元」に注目してみてください。
派手な装飾はないもの、それぞれのキャラクターの人生、時代背景、そして知性がしっかりと言われたヴィンテージウォッチャー、物語の古典を何倍にも拡張させて名脇役となっている。
細部までこだわったノーラン監督の演出美を、時計という切り口から楽しんでみてはいかがでしょうか?
