【実機レビュー】オリス　ビッグクラウン　ハンク・アーロン リミテッドエディション

ORIS BIGCROWN HANK AARON LIMITED EDITION

型番： 01 754 7785 4081-Set
価格：￥400,400(税込)　※2024年8月時点

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ハンク・アーロン

ヘンリー・ルイス・アーロンは、アメリカ合衆国のアラバマ州モービル出身の元プロ野球選手。愛称は「ハマー」。 通算本塁打755本は、ベーブ・ルースを超え、2007年にバリー・ボンズに抜かれるまで33年間MLB歴代1位だったとの事。凄い人物です。

日本でもよく知られている人物でとても人格者の様です。当時、通算本塁打数を争っていた王貞治氏と笑顔のツーショット写真もよく目にしますね。その写真からも人柄の良さが伝わってきます。残念ながら2021年1月22日に死去しておりますが、彼の死後もその影響力は衰える事はありません。今を時めく大谷翔平選手も2023年にアジア人初の『ハンク・アーロン賞』を受賞し話題になりました。

 実機レビュー

【ケース】

ケース径40mm。オリスの中でも古いシリーズ『ビッグクラウン』。今回のアイテムはその中でも特殊なカレンダーを有する『ポインターデイト』となります。

316Lステンレススチールを使用したケースと3時位置の大きなリューズはいかにもクラシックなシルエット。リューズはパイロットグローブをしたまま操作できる様に設計されており、1930年代に時計業界に革新をもたらしたレガシーと言えるデザインです。オリスは当時『世界10大時計メーカー』の一つに数えられていました。

【ダイアル】

ハンクアーロンが現役時代に活躍した野球チーム『アトランタ・ブレーブス』の配色。ホワイト、ブルー、レッドが基調。更に蓄光材のイエローが相まって何ともノスタルジックな雰囲気を醸し出しております。針は視認性に優れているコブラ針。

外周に印字されたカレンダーを中央から伸びた赤い二又のデイト針が日付を指し示します。このポインターデイトと言われる仕様はオリスの代名詞と言っても良いかもしれません。取り分け腕時計のカレンダーは賛否を受けやすい仕様でして、「3時位置の日付窓はダイアルのバランスが悪くなる、せめて6時位置だ」や「そもそも無くても良い」等、愛好家達の評価が割れる事もしばしば。ポインターデイトの様に、逆にカレンダーがメインといわんばかりの仕様の方が、目の肥えた愛好家達にとっても『アリ』なのだと思います。

【ベゼル】

ステンレス製のベゼルはコインの縁の様なギザギザ加工が施されております。コインエッジベゼルと言います。

コインエッジベゼルは光の反射を防いでくれる仕様になっていて、太陽の光が強い瞬間でも視認性を落とす事は有りません。雲の上を飛び回る飛行士にはマストの仕掛けと言えますね。

ダイバーズウォッチの逆回転防止ベゼルと同様、活用の機会は少ないのですがコンセプトの為にデザインに残されている、という感じです。

【防水】

5気圧（50メーター）防水。生活強化防水と言い換えられることもあります。普段の生活における雨や汗は気にしなくていいと言うレベル。手を洗う時などは、腕時計に水が掛からない様注意してください。

【風防】

ドーム型のサファイアクリスタル風防。非常に硬いサファイアクリスタルはその加工が難しく、ドーム型に加工するのにコストが上がると言われています。横から見ると大きくケースからはみ出している仕様の為、ぶつける事が多くなると予想されます。サファイアクリスタルの風防であれば、どんなにぶつけても割れるどころか傷が入る事もほぼ無いでしょう。

【ストラップ】

カーフレザー。ネイビーカラーに白いステッチが二重に施されています。野球のボールを連想させますね。

交換用のNATOストラップもついており、よりカジュアルにコーディネートする事が出来ます。工具も付いております。

裏面は野球のグローブの様なイメージですかね。

【ムーブメント】

セリタベースの機械式自動巻きムーブメント。高性能でメンテナンスもし易い機械です。ステンレス製の裏蓋にはハンク・アーロンの肖像画とシリアルナンバーが刻まれています。限定数2297本は彼の通算2297RBI（打点）に因んだ本数になっております。裏スケでは無いのでムーブメントを見る事は出来ません。

 【専用ボックス】

ボックスには大きくハンク・アーロンの背番号『44』。やはりブルーとレッド、ホワイトで配色されております。交換用のNATOストラップと工具が収納されたスペシャルなボックスですね。

店長コメント

いかがでしょうか。前回の『ロベルト・クレメンテ限定モデル』同様の野球のレジェンドの名を冠したタイムピースです。オリスは現役のアスリートやミュージシャン、アクターと言った人物像をめったに使用しません。おそらく時計に余計なイメージを付けられたくないのでしょうね（ご存命だと不祥事を起こしかねない？）。しかし偉人、故人の名を冠したモデルは過去に幾つも販売してきました。これらはビジネスとは関係なく、彼らをリスペクトした一つの表現なのだと思います。そういうとこ好きです。

腕時計自体のデザインも可愛いですね。レトロ感のある配色、ユニフォームにもボールにも見えてきます。筆者は野球はあまり詳しくは有りませんが、単純に「欲しいな」と思うアイテムです。

参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください！

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【商品ページ】ORIS ビッグクラウン ハンク・アーロン限定

【ブログ記事】機械式時計界を救った独立系時計メーカー『ORIS/オリス』

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