【腕時計の仕組み】リューズ1つで色々な操作ができるのはなぜ?内部の秘密を徹底解説

【腕時計の仕組み】リューズ1つで色々な操作ができるのはなぜ?内部の秘密を徹底解説

腕時計の側面にある小さなツマミ、「リューズ(竜頭)」

普段は気にせず回して時刻を合わせたり、ゼンマイを巻き上げたりしていますが、よく考えると不思議ですよね

今回は、そんな腕時計のロマンが詰まったリューズのメカニズムについてわかりやすく解説します!

1. リューの正体は「歯車の司令塔」

そのリューズの内部は、実は非常に精巧な「歯車のスイッチングシステム」になっています。

リューズを引いたり(引き出し位置)、回したりすることで、内部の「オシドリ」「ツヅミ車(巻真に連動する歯車)」のような小さな部品が連動し、力の伝達先をうまくスイッチする仕組みになっています。

車に例えるなら、「マニュアル車のシフトレバー」のような役割を行っているのです。

2. 状態ごとの内部の動き

一般的なカレンダー付きの腕時計の場合、リューズには主に3つのポジション(位置)があります。

① 通常位置(押し込まれた状態)

  • 機能:自動巻き(または手巻き)のゼンマイを巻き上げ状態。

  • 仕組み:リューズをそのままの状態でクルクルと回して、内部の歯車(巻真・角穴車など)がかみ合わせ、香箱(こうばこ)の中にあるゼンマイを巻き上げてパワーを蓄えます。

② 半段引き(1段互た状態)

  • 機能:カレンダー(日付・曜日)の修正。

  • 仕組み:リューズを1段引くことで、内部の歯車の噛み合わせが「針を動かす系」から「カレンダーを送り出す系」に切り替わります。選択方向によって日付や曜日がカチカチと変わるのはこのためです。

③ 全段引き(2段互いた状態)

  • 機能:時刻合わせ(針回し)。

  • 仕組み:さらにカチッと引っ張ると、内部の「筒車(つつぐるま)」という歯車に力が伝わります。この状態で回避すると、時針や分針に直接つながる歯車が回転し、時刻を合わせることができます。

【ワンポイント】リューズの引き出しの間隔はとても微妙!購入後保証が効いている間に触りまくって感覚で覚えましょう

まとめ:小さな空間に宿る職人たちの知恵

リューズというたった一つのパーツで複数の操作を可能にしているのは、「限られたスペースの中で、歯車をスライドさせて力の伝達を行っている」という、何百年もかけて精緻にされてきた時計職人たちの驚異的な技術の結晶です。

次に腕時計をつけるとき、ふとリューズを合わせてみたら、その中で複雑に噛み合って小さな歯車たちのドラマを楽しんでみてくださいね!




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