腕時計のTPOのお話

腕時計のTPOのお話

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今着けているその時計、今の場面に合っていますか?

腕時計はもちろん「時刻を知る道具」ですが、そのデザインやブランドイメージによって様々なシチュエーションで「合う合わない」がある。というお話です。

■冠婚葬祭

コレはよく質問頂きます。
結婚式やパーティー等、華やかな場面には基本何でもオッケーです。
普段着けない様な、派手目な腕時計でも良いかもしれませんね。
もちろん仕事用で使っているモノでも構いません。

ちょっと難しいのはお葬式。
葬儀関係のHPやブログを見ると、「白文字盤に黒革ベルトのおとなしいモノ」とよく目にします。
しかしながら、「革ベルは殺生を連想させる」といった意見もあるようです。

懐中時計は良いですね。
そっとポケットに忍ばせておけます。
懐中時計はちょっと・・・という方は、やはり白文字盤に黒革ベルトの腕時計がそつなく良いでしょう。
ブランドは何でも良いです。

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■雇用活動

就職活動ではどうでしょう。
経験のある方も多いと思いますが、時計好きな面接官だと面接中に手首を見てくる事もあるそうです。
そんな時はズバリ「清潔感のある腕時計」です。
文字盤の色はホワイトかブラック、もしくはネイビー。
価格的には10万円以下が良いでしょう。
セイコーやシチズンの国産ブランドなら誠実な印象もあります。
革ベルトタイプの場合はベルトがくたびれていては悪印象です。
ベルトは新しいものに変えておきましょう。

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■職場にて

就職して社会人として新たなスタートです。
ここからは腕時計で個性を出しても良いでしょう。
難しいのは先輩、上司の着けている腕時計が関係してくる事です。

例えば、頑張って買ったロレックスを着けて職場に行きます。
あなたの職場では時計が好きな先輩も多く、たまに時計の雑談をするぐらいです。
一番偉そうな上司が「買っちゃったよー」と自慢げに腕に着けている時計がタグホイヤーでした。
上司が40万円のタグホイヤーで、自分は100万円のロレックス。
雰囲気悪くなる予感がしますね・・・

「どうしてそんな事に気を使わないといけないんだ!」という気持ちは分かります。
が、そんなことが日常茶飯事に起きているのが腕時計の世界なのです。

もちろん避けて通ることもできますが、そこは逆手にとって「武器」とする事が最良だと思います。

上司がタグホイヤーを買ったと聞いたら、その日はセイコープレザージュあたりが良いかもしれません。
「おっ!プレザージュかー。分かってるねー。」と言ってランチをご馳走してくれるかもしれません。

■職業アレコレ

世間にはいろいろな職業があります。
ここからはまさに十人十色なので、「これが正解」といったアドバイスは出来ませんが。

例えば、
現場で作業する方にはGショック、たまにスーツを着るのであれば、その時用に更にロレックスが1本あれば安心です。

お金を扱う金融業でしたらロレックスは印象が悪いですよね。
ブランドに執着があって、預けたお金を使いこまれそう・・・なんてね。
セイコーの中でもグランドセイコーといったブランドであれば見栄えも良いし誠実感も保てます。

アパレル販売であればアンティークウォッチなんてのも良いですね。
服を買う時は「拘りのある人」の意見を聞きたいものです。

この記事を読んで腕時計に興味を持ってくれた方には、なんといってもハミルトンがお勧めです。
営業っぽい閉めになりますが本当です。
( ´∀` )

語れる深い歴史、洗礼されたデザイン、幅広いラインナップ、安くはないが頑張れば買える価格帯。
アフターケアの態勢も抜群なので、わからない事だらけの機械式腕時計でも安心して使って頂けることでしょう。

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いかがでしたでしょうか。
腕時計のTPOなんてものは、取り立てて決まりがある様なものではありません。
結論、「自由」でいいのですが、自己流のルールを見いだせれば楽しさが増します。
皆さんも是非、楽しんでみてくださいね。

 

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