ハミルトン アメリカンクラシック イントラマティック68 オートクロノ 1968本世界限定

ハミルトン アメリカンクラシック イントラマティック68 オートクロノ 1968本世界限定

HAMILTON/ハミルトン イントラマティック68 世界限定1968本 H38716731 ¥284,900 (税込)

2017年に発売され即完売した幻のアイテムです。メーカーに保管されていた物を特別にご用意しました。当店では最後の一本です!

某ショッピングサイトやオークションでもあまり見ることは無いですね。

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さて、このクロノグラフについてご説明していきましょう。

このモデルは、1968年にハミルトンが発売した「クロノグラフB」にインスピレーションを受けた復刻モデル。

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実はこのクロノグラフBは、ハミルトンの大きなターニングポイントになった作品。

ハミルトンがまだアメリカのランカスターに拠点を構えていた1966年に、同社はスイスの時計製造会社“ビューレン”を買収。

その後、1968年に手巻きの名機Valjoux 7730を搭載したクロノグラフBが発売されます。

↑今回の限定モデルはこのモデルの復刻です!!

その翌年、1969年にハミルトンはランカスターの工房を閉鎖しスイスに拠点を移します。そこから1972年まで、すべてのハミルトン時計は傘下のビューレンと共にスイスで製造されることになりました。

この1969年にハミルトンは歴史に残る名機を発表します。それが世界初の自動巻クロノグラフ、“Cal.11”です。

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このCal.11は、ホイヤー社、ブライトリング社、ハミルトン社(ビューレンも参加)が合同で開発したマイクロローターを採用した自動巻ムーブメント。ゼニス連合のエル・プリメロよりも先に発表され、世界初の自動巻クロノとして歴史に名を残しました。

このCal.11の話、今回の復刻の元になったのはその1年前のモデルだから関係なさそうですが、実は関係あり。1968年に発売されたValjoux 7730を搭載したクロノグラフBは、1969年にその世界初の自動巻クロノCal.11を搭載し、名を変えて再度発表されているのです。

それがこのクロノマティック。

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左リューズという特徴的なムーブメントですがデザインはほぼ一緒ですね。

クロノグラフBとクロノマティックは兄弟機と考えていいでしょう。そしてそれぞれが、1968年までのアメリカでの軌跡と、1969年以降のスイスでのこれからを物語るモデルなわけです。

そして2017年、当時の意匠を受け継いだ「イントラマティック68」が発表されました。

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搭載されるのはH-31。Valjoux 7753をベースにリザーブを60時間に伸ばした改良ムーブメントです。

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オリジナルは手巻きでしたが、今回搭載するのはクロノマティックとおんなじ自動巻。でも、ベースはクロノグラフBに搭載されたムーブと同じバルジュー・・・。勝手な解釈ですが、同社のターニングポイントだった1968年(アメリカ)、1969年(スイス)の歴史をまとめたかったのではないでしょうか…。

あくまで個人的な解釈ですが・・・

アメリカとスイスが融合する唯一無二のブランドが、本当の意味でアメリカとスイスの両ハミルトンの歴史を融合させた復刻モデルです。

さて、なんだか歴史の話だけでだいぶ長くなってしまったので復刻モデルの詳細なスペックについては改めてご紹介いたします。

世界で1968本しか製造、販売されなかった素晴らしいタイムピースです。

最後の一本、ぜひコレクションに加えていただければ幸いです。

H38716731

 

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