【実機レビュー】ORIS NEWアクイスデイト 43.5mm

【実機レビュー】ORIS NEWアクイスデイト 43.5mm

スイス独立系時計メーカー『ORIS』から先日の『watches&wonders2024』にて新作がお披露目されました。が、今回は新作と言うか、まさにブラッシュアップと言った感じでその姿を見る事になります。

ORIS AQUISDATE 43.5mm

まずは公式の素材画像から。比較のために色味とシルエットの近い旧アクイス43.5mmキャリバー400の画像(下)と並べております。因みにアクイスキャリバー400も今回ブラッシュアップされました。

↑NEWアクイスデイト 43.5mm

↑旧アクイスキャリバー400 43.5mm

正直どこが変わったか全然分かりませんね。高難度の間違い探しレベルです。それでは実機の画像と一緒に解説していきます。是非最後までご覧ください。

型番:01 733 7789 4135-07 8 23 04PEB
価格:¥407,000(税込) ※2024年7月時点

カテゴリー ダイバーズ
ケース径 43.5mm
ケース素材 316Lステンレススチール
駆動方式 機械式自動巻き(セリタベース)
パワーリザーブ 38時間
風防 サファイアクリスタル
両面ドームシェイプ
内面無反射コーティング
防水 30気圧防水(300メーター)
ストラップ 316Lステンレススチール
その他 38時間パワーリザーブ
カレンダー表示
ねじ込み式リューズ
セラミック製逆回転防止ベゼル
3年メーカー保証 ※要マイオリス登録


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 実機レビュー

端的に申し上げますと、ケース、針、インデックス、リューズ、リューズガード、ラグ、ブレス、フォントが全体的にシェイプアップされております。如何でしょうか。「そう言われれば・・・」っとなって頂けましたか?

【ケース】

素材は316Lステンレス。43.5ミリのケースサイズはアクイスの定番です。数字的には大きいサイズとなりますが、実際はダイアルが小さく設定されており、着用感も含め丁度良いサイズに思えます。「手首が細いんで・・・」と心配されていた方にも「意外としっくりくる」と言う声をよく頂いております。
旧型と比べるとリューズが小さくなっており、着用時のもさっと感が無くなっております。ラグの形状も若干変更されており、縦のシルエットがスッキリとスタイリッシュになっております。
300メーターの防水性が有り、基本水気は気にしなくてオッケーです。もちろん温泉やサウナはNGです。

【ベゼル】

セラミック製。ベゼルの素材には幾つか種類があり、最もコストのかかる素材がセラミックと言われています。セラミックは表面の傷に強く、腕時計で一番ぶつけやすい箇所に使用する事により、使用傷を大幅に防いでくれます。旧型と比べるとサイドの溝がくっきりしており無骨感が増しました。全体的にスタイリッシュになっているので、無骨なベゼルでバランスが取れていてとても良い仕上がりです。
ミニッツスケールが表示されており、逆回転防止のベゼルを現在の分針に合わせる事により簡易的なタイマーとして使用可能です。

【ダイアル】

サンレイ加工のメタリックな深いブルー。微かな光が差した深海の様なイメージです。それに対してベゼル部分のブルーはマッドな仕上がりとなっており、海溝の深さによる海の色の変化を想像できます。
旧型より針が細くスタイリッシュに、カレンダーの背景色がダイアルカラーと同色に、そしてフォントもスッキリと、全体的に見やすく整理されました。

【風防】



素材はサファイアクリスタル。モース硬度9(ダイアモンドが10)の非常に硬質なガラスです。ほぼ割れる事も傷が入る事も有りません。両面に無反射コーティングを施しており、屋外での光の映り込みによる視認性の低下を防いでくれます。こちらは旧型との変更は有りません。

【ストラップ】

ステンレススチール製。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げの組み合わせで構成されており、オンオフどちらにでも振れる高級感のある仕様となっております。旧型と比べるとテーパーがより強くなっており、更にモダンでスタイリッシュにデザインが見直されました。

【ムーブメント】

セリタ社のSW200-1をベースに自社でチューンナップしたムーブメント。38時間パワーリザーブ。凡庸性のあるムーブメントですが非常に性能が良く、又メンテナンスしやすい事が特徴です。際立ったスペックは有りませんが、長期で持つには最も適していると思います。オリスの特徴であるレッドローターがカッコいいですね。こちらも変更は有りませんでした。
アクイスはその着用感に定評を得ており、是非一度ご試着して頂きたい腕時計です。たぶんビックリされると思います。そこを更にスタイリッシュな見た目にブラッシュアップしております。
それでは改めて変更点を確認してみましょう。答え合わせですね。
↑NEWアクイスデイト 43.5mm
↑旧アクイスキャリバー400 43.5mm

店長コメント

いかがでしょうか。全体的に細身になった様な感覚ですが実寸はほぼ変わっておりません。今回オリスが目指したものは、『クリエイティブ』では無く『ブラッシュアップ』なのだと思います。アクイスのファンとデザインに愛が有るからこその判断ですね。
もちろん真新しいデザインの新作を待ち望んでもおりますが、好きなモデルが更に良くなっていく様を見れるのも幸運な事だと思います。
参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください!

~合わせてお読みください~

【商品ページ】ORIS NEWアクイスデイト 43.5mm

【ブログ記事】機械式時計界を救った独立系時計メーカー『ORIS/オリス』

 

 

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