【実機レビュー】ORISダイバーズ65 42mm

【実機レビュー】ORISダイバーズ65 42mm

本日は、雨が多くなりそうなこれからの季節におススメしたい1本をご紹介。

ORIS DIVERS65 42MM ref.01 733 7720 4055-07 4 21 18 ¥400,400(税込)※2024年4月時点

オリスと言えば『アクイス』が代名詞となっておりますが、実はその他にも個性的なシリーズが有るのです。その中で同じダイバーズウォッチとしてカテゴライズされるのがこの『ダイバーズ65』。

ダイバーズウォッチとはその名の通り、ダイビングで使用できる程度の防水性を有した腕時計の事を言います。国際的なISO規格では最低100メーター以上の防水性を必要とします。

まずは公式の素材画像を見てみましょう。

シンプルでクラシカルな顔をしておりますね。これはオンオフどちらでも使いやすそうです。

それでは実機を見ていきましょう。

【ケース】

ケースサイズは42mm。素材は316Lステンレススチール。防水性は100メーター。シリーズ名に含まれる『65』と言う数字。これは『1965年の』と言う意味を含んでおり、当時のテイストで復刻させた事により名づけられました。時計において60年代と言うのは多くのデザインが生まれた年代であり、今なお愛好家達に注目されているレガシーと言えます。

おススメのポイントはケースの薄さ。ダイバーズウォッチは防水性を高めるためにケースに厚みが出てしまうモノが殆どですが、こちらのダイバーズ65は厚みを抑え使いやすくなっております。長袖シャツと合わせても違和感なくフィットするサイズですね。

ダイバーズウォッチのデザインの要である『逆回転防止ベゼル』。これは昔ダイビングをする時に酸素ボンベの残り時間を知る為に開発されたと言われており、その名残となります。簡易的なタイマーとなっており、もちろん今でも様々なシチュエーションで活用出来ます。現代ではダイバーズウォッチに留まらず、スポーツタイプの腕時計のデザインには無くてはならない物となりました。

同シリーズに40mmのモデルもございますので、こちらは少し大きな物となります。

【風防】

素材はサファイアクリスタル。モース硬度9(ダイアモンドが10)の高級素材です。当時の雰囲気を演出するためにドーム型となっており、ここも評価の高いポイントとなっております。サファイアクリスタルの加工は難しく、更にドーム型にするためにコストが掛かってしまいます。

【ダイアル】

ダイアルカラーはネイビー。深海を思わせる深い藍。一目で「カッコいい・・・」と呟いてしまいそうです。水中での視認性を上げる為に中央の盛り上がったボンベダイアルとなっております。インデックスはドットとバトン。強めの蓄光塗料が塗られており、こちらもダイバーズウォッチ、そして65年代のテイストを忠実に再現しております。3時位置にカレンダーが表示されていますが、個人的に「カレンダーは無くても良かったかな」と。

【ストラップ】

ラグ幅は21mm。こちらのアイテムにはトロピックラバーベルトが付いていますが、専用のステンレススチールブレスや既製品の様々なベルトにも付け替え可能です。ただこのトロピックラバーベルトの評価は高く、特に60年代の腕時計デザインが好きな愛好家達には好評を得ています。しなやかで着け心地が良く、通気性もあり快適です。

【ムーブメント】

機械式自動巻き。凡庸性のあるセリタ社のムーブメントをオリス社でチューンナップしております。凡庸性と言うだけで毛嫌いする方もいらっしゃるかと思いますが、精度とメンテナンスに関しては非常に都合がよく、「メーカー修理が高い」「古くてメーカーに修理を断られた」等、お困りの時にその他の提案が出来る場合も多く、是非選択肢の一つに加えて頂きたいムーブメントです。『凡庸性=安心』と思ってもらっても良いかなと。

いかがでしょうか。今回ご紹介したORISダイバーズ65。スポーティ且つビジネスシーンでも活躍するカッコいい腕時計だと思います。オリスはどこの時計グループにも属さない独立系時計メーカーとなっており、独自の理念と活動でその存在感を放ちます。オリスを選ばれる方は30代~60代の男性が多く、いずれの方々も時計愛好家と言われる有識者達に選ばれています。

参考になればうれしいです。素敵な腕時計ライフをお送りください!

 

~合わせてお読みください~

【商品ページ】ORISダイバーズ65 42mm

【ブログ記事】機械式時計界を救った独立系時計メーカー『ORIS/オリス』

 

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